手が温かい事は、施術をする人間には
とても有利だと言われます。
受ける人も
冷たい手よりも温かい手で触ってもらった方が
気持ちいいですよね。
私も手が温かい方なのですが、
よくお客さんやスタッフに手の事言われた時は、
「そうなんですよぉ~」
「でも、手が温かいから心が冷たいんです」
とよく冗談を言っております(笑)
そんな手と心の温度の関係。
実験で調べた人がいるみたいです。
ある研究者が、
実験の参加者に
温かいコーヒーカップを持ってもらうグループ
冷たいコーヒーカップを持ってもらうグループ
に分けて、
ある架空の人物の特徴を書いたリストを読ませ、
その人の印象を言ってもらったそうです。
さらに実験のお礼として、
「友人へのギフト」と「自分用の品」の
どちらかを選んでもらったそうです。
すると、
温かいグループの人は、「親切」、「寛容」と判断し、
「友人へのギフト」を選んだそうです。
その後の実験でも
皮膚を温めると人との対人距離が近くなり、
人を信頼しやすくなる事も分かったそうです。
もちろん、これは手だけの反応ではなく
全身のどの部位でも同じ結果になるそうです。
脳科学的には、
脳の「島皮質」という部分が働いているらしく、
この部分は、身体的な温かさを感じると興奮し、
心理的な温かさを感じた時も興奮するそうです。
つまり、どちらの温かさを感じても興奮するようです。
身体的な温かさを感じるとこの島皮質が興奮し、
同時に温かい気持ちも高まるという事です。
ただ、これは「温度の変化」がポイントで、
もともとの手や体の温度は関係ないらしいです。
なので、
「手が温かいから心が冷たい」
または、
「手が冷たいから心が温かい」
という、先人の知恵?とは違うようです。
ただ、手が冷たい人は温める時の
温度の変化が大きいので、
心の変化も大きいのかもしれないですね。
逆に手が温かい人は、変化が少ないから
心の変化も少ないという事はあるかもしれません。
そういわれると、多少心当たりがあります。
私の心の安定感もここから来ているのかもしれません(笑)
しかし、これを考えると
何か頼み事をする時は、お風呂上りを狙うと
いいかもしれませんね(笑)
ぜひ、試してみてください。