痛みによる危険の学習

カナダの疼痛学者メルザックの研究に
同じ親から生まれた子犬を1匹ずつ隔離して育て、
痛みについての反応を見るというものがあるそうです。
 
隔離して育てられた犬は、
兄弟と一緒に育った犬と違って、
体をぶつけたり、擦りむいたりする経験を持たずに
大人になります。
 
すると彼らは、
身に危険が降りかかっても
正常な防衛反応や逃避行動をとらないのだそうです。
 
例えば、
燃えているマッチの炎の中に繰り返し鼻を入れたり、
尖った棒でつついても避けようとしないのだそうです。
 
もちろん、兄弟と一緒に育った犬は、
危険を敏感に察知して逃げます。
 
1人で育った犬は、痛みという感覚を
危険なのか?、危険でないのか?という事を
親や兄弟から学ぶ機会がなかったので、
「痛み」を、「身に危険が迫っている事」
というように認識できないのだそうです。
 
もちろん、無痛症になったという訳ではないので、
強い痛みを感じると逃げるそうです。
 
痛みは、環境に対する判断を学習する
大切なツールの一つですが、
しっかりと学習するには、周りの反応
しいては、親の反応の仕方などが
大事なんですね。
 
ひょっとすると、
親が小さなケガでもいつも大げさに反応していると
育った子は、痛みに過敏になってしまうのかもしれません。
 
または、ケガをしてもいつも大した事ないと言っていると
痛みに鈍感になってしまうのかもしれません。
 
う~ん。
責任重大ですね(笑)
 
ちなみに身体心理学者の山口創先生の研究では、
一人っ子よりも二人兄弟の方が痛みの訴えが強く、
三人兄弟になるとそれが最大になるのだそうです。
(特に三人兄弟の真ん中の子はその傾向が最大)
 
私は、だんご、いや男3兄弟なのですが、
確かに痛みには敏感かもしれません・・・・・
(これが原因?)
 
育った環境って大事ですね。
 
フェルデンクライス・メソッドでそういう体験も
再学習出来ないだろうか?
と思う今日この頃です。
 
 
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フェルデンクライスメソッド&ロルフィングのコラボWS
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