呼吸の改善

世の中には、呼吸の改善を
体質改善や心体改革の鍵として
用いるメソッドがたくさんあります。
 
呼吸は、
ためらったり、驚いたり、恐れたり、
興味を抱いたり、何事かに取り組むなど、
心の動きや行動によって変化します。
 
また、様々な影響を受けて、
息が止まったり、逆に過呼吸のように浅く早い呼吸になったりと
いろいろな状態に変化します。
 
呼吸のシステムは複雑です。
眠っている時、走っている時、
歌っている時、泳いでいる時など
行動の違いによって呼吸の仕方も様々に変わります。
 
どんな時でも共通している点は、
息を吸い込むと肺に空気が入り、
息を吐く時に肺から空気が出る事くらいです。
 
それは、
息を吸うと肺の容量が増加して、
息を吐くと肺の容量が減少する仕組みに
体の構造がなっているからです。
 
体の構造的には、
胸の前後、左右の動き、
横隔膜の上下の動き、
によって呼吸が生み出されます。
 
何も意識していない時は、普通
この体の構造の一部分しか使用されず、
可動限界まで使用されることはありません。
 
行きた細胞はすべて、酸素を吸収し、
二酸化炭素に変えて排出しています。
酸素の吸収を絶たれると人は、
死んでしまうか、重大な障害を受けます。
 
呼吸が変わり、呼吸システムの活動が
わずかでも増加すれば、
生命力が高まり、体の新陳代謝などが向上し、
体はいい方向へと進んで行くのだと思います。
 
モーシェ・フェルデンクライスは、
呼吸のレッスンをたくさん作りました。
 
人の能力改善に、
呼吸の変化は、重要な要素の1つなのだと思います。