人間の脳は、複雑で繊細な働きをしています。
重さは、体重の2パーセントくらいしかないのに
全エネルギーは、20パーセントも消費しています。
そんな脳、
大きく分けると3区画に分けられます。
脳幹部 → 生存 (爬虫類の脳)
辺縁系 → 感情 (哺乳類の脳)
新皮質 → 思考 (霊長類の脳)
<マクリーンの三位一体脳説より>
生命の根源に関わる部分がベースにあり、
その上に本能や感情に関わる領域があって、
一番外側に認識、思考する機能が備わっているのです。
中心の脳幹部は、単純な機能が多く、
外側に行けば行くほど、複雑な機能になります。
複雑になる分、反応はゆっくりで、
いろいろな確認をしながら活動しています。
複雑な新皮質の働きのほとんどは、
他の2つの部分の関与があって成り立ちます。
そのために”思考”と”行動”には、
時間差が出来てきます。
これが、動物と人間の違いの1つでもある。
想像力、認識の土台になるのだそうです。
また、新皮質が”識別力”の土台にもなっているのです。