筋肉の長さが変わる残余収縮

皆さん、筋肉って縮むことしか出来ないってご存知ですか?
腕を伸ばしたり、足を伸ばしたりするのは、伸びている筋肉の反対側が縮んでいるのです。
伸びている側は、ただ力を抜いているだけなので、自分では動いていないんですよ。

そのため、たくさん筋肉を使った後は、縮み過ぎて元の状態よりも縮んだまま戻ってこなくなる場合があります。
この部分を残余収縮と呼びます。
残余収縮があると、下記のような不具合が起きてきます。

筋肉が縮む ※筋肉の中の血管が圧迫される
   ↓

血流が悪くなる ※疲労物質が排出しずらい、
   ↓

筋肉がこり固まる

こうなってくると、体が悪循環にハマってしまい、疲労がますます取れなくなっていきます。
スポーツをした後などにストレッチをするのは、この残余収縮を取るのが目的なのです。
なので、一日の疲れを取るために寝る前にストレッチをすると、この残余収縮がなくなり、寝ている時の疲労回復が早まる効果が期待できます。
そして、自分でストレッチをするだけでは残ってしまう部分は、ペアストレッチを受けたり、もみほぐしてもらったりして、しっかりとした正常な状態に戻していくのが大事です。

出来れば、残余収縮をしっかり取って、常にリフレッシュした状態の筋肉を使いたいですね。