心地よいものと心地よくないもの

昔、整体の師匠に

「心地よいものは、体が求めているもので、心地よくないものは、体が求めていないものです」

と教えられました。

人間の体なんて、単純で、結局はこういう事だから、考えすぎるな。

といろいろと悩んでいた時に言われたのを今でも昨日の事のように覚えています。

 

「整体」の創始者と言われている、野口晴哉先生も似たような事を言っています。

「自分に適うものは旨い。適わないものは旨くない。」

 

体が一番よく知っているのです。

体の要求に沿うのが一番いいのです。

 

「私達の体は、いくら余分に食べさせても必要とするだけのものしか吸収しない。

吸収しないだけでなく体を壊す。

だから、体が必要とするだけ与える。

余分に食べさせようとすると自然に食べたくなくなり、食べても旨くない。

そういう状態では食べさせても何の意味もない。

旨いうちだけ食べさせる。旨くなくなれば止めさせる。」

 

と野口先生は、語っています。

 

悪いものを食べたら、吐く。

必要ないものだからです。

 

私は、どちらかというと人よりも食べ物に無頓着で、あまり好き嫌いなどもないのですが、

小さい時から、”カブ”だけは受け付けませんでした。

別に味が嫌いとか触感が嫌いとかいうわけではないのですが、カブを食べた時だけ、

吐き気をもよおしました。

そのトラウマがあって、今だにカブは食べないのですが、きっと、小さい時の私には必要のないもの

だったんだろうなと思います。

何十年とカブは食べていませんが、今の体ならひょっとすると食べられるようになっているのかもしれません。

でも、食べたいとは思いません。

いつの日か、カブが私にとって心地よいものなる日は来るのでしょうかね?

まぁ~、来なくても何も困りはしませんが(笑)