書籍紹介 ボディワークその4
ピーター・グルンワルド 著
片桐ユズル 訳
アレクサンダー・テクニークの教師、ピーター・グルンワルドの著書です。
目に特化したワークを得意とする方です。
自分の視力を向上させた経験を元にこのワークを確立したそうです。
目に対する独特の理論です。
ベースになるのは、アレクサンダー・テクニークとベイツ・メソッドとう視力向上のためのメソッドです。
この二つを脳の使い方というより高い段階で統合し提言しています。
脳の使い方といっても、手足のように筋肉で動かせるわけではないので、ほぼ感覚によるワークです。
読んでいると、なるほどなぁ~~~とは思いますが、なかなかに難しいです。
10年くらい前にグルンワルド本人が開催するワークショップに行ってみましたが、
直接触ってもらってもすぐには、分からない感じです。
感覚のワークは、時間がかかりますね。
ちなみに10年前、丁度、東日本大震災の直後で、外国の方は、とにかく放射能の危険性を
危惧していました、グルンワルドも家族に大反対された中、来日してワークショップを開催してくれました。
きっと、今のコロナくらいの脅威を感じていらっしゃっただろうに・・・・・
今更ながらに感謝ですね。
とても、明るくていい人でした。小さい時、吃音だったとはまったく信じられないくらいに。
たくさん、努力はされたんだと思います。
本にも記載されているのでが、グルンワルドは、ピンホール眼鏡を勧めています。
ワークショップの時に公式商品?を販売していたので、買ってみました。
結構、使ってみましたが、私にはちょっと合わなかったみたいです。
むしろ、アイマスク型の方が合ってたみたいで、今はこちらを愛用しています。
この類のものは、今では、数限りなく出ておりますが、これ、意外といいですよ。
値段も手頃ですし、オススメです。
それと、本で紹介されているワークの中に、パーミングとひなたぼっこがあります。
これは、フェルデンクライメソッドにも”パーミング”と”サニーイング”というのがレッスンの中にあり、
よくやっています。
元は、ベイツメソッドのワークだと思うので、
アレクサンダーもフェルデンクライスそれを参考に取り入れたのだと思います。
この両方のメソッドに取り入れられるなんて、ベイツメソッドって凄いものなのか!
って思ってしまいますよね(^^;)
どんな大御所の先生でもいろいろ勉強しているんですね。
私もまだまだ勉強しなければ!