書籍紹介 整体その1
ロバート・C・フルフォード 著
上野圭一 訳
伝説のオステオパス、フルフォード博士の著書です。
この本をバイブルにしている手技療法家は、多いのではないでしょうか?
よく紹介している人を見かけます。
なんとなく、個人的には触らずにヒーリングする方が多いような気もしますが・・・
アメリカでは、オステオパシーは、国家資格でお医者さんと同じ立場になります。
手技療法を提供するだけでなく、レントゲンを撮ったり、薬を処方したりできます。
なので、治療法の一つとして手技を用いる人が少なく、手技だけに頼る人はさらに少ないそうです。
フルフォード博士は、そんな中、伝統的な手技で治療をされていた方です。
その考え方や思いが詰まった本です。
これを読んだからといって、オステオパシーの施術が上手くなるわけではないですが、施術家の心構え的なものを
考えさせられる本です。
ぜひ、ご一読下さい。
本の中には、健康のためのエクササイズが紹介されている他に、エピソードとして、手の感覚を高める方法が書いています。
髪の毛の上に紙を重ねて上から触って髪の毛がどこにあるか感じるというものです。
私が一番最初に学んだ手技は、カイロプラクティック(オステオパシー同様アメリカでは国家資格)なのですが、
当時の先生に指の感覚を高める方法として、同じものを紹介されました。
右も左も分からない私は、言われるままに練習していたのですが、ひょっとすると出所は一緒なのかなとふと思います。
残念ながら、今だにフルフォード博士の域には達しておりますが(^^;)