書籍紹介 フェルデンクライスその4
フランク・ワイルドマン 著
藤井里佳 訳
京都で開催されたプラクティショナー養成講座のトレーナーをしていたフランク・ワイルドマン博士のレッスン集です。
副題の通り、51個のレッスンが記載されています。
1つ1つは、短いものですが、結構面白いレッスンが記載されています。
ちょっとした、エクササイズとして参考にするにはとてもよい本だと思います。
椅子に座ってやるレッスンも多くあり、デスクワークが多い人や椅子に座っている事が多い人にはいいですね。
所々に散りばめられた、コラムは、なかなか興味深い内容で面白いです。
個人的には、とても理論派の先生の著書というイメージです。
フェルデンクライスメソッドのトレーナー(指導者養成コースの先生)は、そのバックボーンによって、
結構、説明ややり方が違う印象があります。
ワイルドマン博士は、博士号を取っているだけあって理論的な方なのかなという感じです。
前に京都で資格を取ったプラクティショナーに話を聞いた時もそんな印象でした。
FIレッスンをする時に、5手(5回のタッチ)でレッスンをしなさいとか、課題を出した事もあるそうです。
(まぁ~、だいたいみんないろいろ触ってしまいますからね。)
ちなみにこの話から広がって、各ボディワークで3手詰めでワークをしよう!などというワークショップを
開催する羽目になった事もあります(^^;)
あれには、参った。フェルデンクライスで3手詰めの詰将棋ワークなんて無理です!(笑)
まぁ~、なんとかやりましたが(^^;)
これ、「スポーツ・メディスン」で連載されていた記事をまとめたものなのですが、
当時、同級生にコピーしてもらって読んでいたものが、1冊の本にまとめられて、出版された時には、
おぉ~~~!と思ったものです。
雑誌の大量のコピーを処分出来る!と喜んだのですが、
ちょっと内容が違っていて、結局捨てられませんでした(^^;)