書籍紹介 フェルデンクライスその1
モーシェ・フェルデンクライス 著
安井武 訳
モーシェ・フェルデンクライス博士の数少ない著作のこれまた数少ない翻訳本です。
今は亡き、安井武先生が翻訳をされました。
1980年代に出版された書籍ですが、40年近く経った今でも売れ続けています。
やはり、本人の著書というのが一番間違いがないですからね。
内容的には、理論編と実践編に分かれており、実践編には12のレッスンの説明がされています。
正直、読みにくいです(^^;)
我々、プラクティショナーの中でも賛否両論がある本です。
独特な天才であるモーシェの言葉を意訳せずに直訳するとこうなってしまうのでしょう(笑)
理論編は、一度読んだだけでは、頭に入ってきませんが、何度か読んでいると、ふっと、腑に落ちてきます。
一気に理解しようと気張りすぎずにのんびり何度も読んで欲しい本ですね。
私も購入してから、10回以上は読み返しているかもしれません。
読むたびに気づきを与えてくれる本です。
お手元に置いて、気が向いた時に読んでもらえるといいと思います。
実践編のレッスンは、スタンダードなレッスンで、手軽に楽しめると思います。
楽しみながらやってもらえるといいですね。
文中にそれぞれの動きは「20回行って下さい」という様に具体的な数字が記載されています。
これは、アメリカで商業的に発売するに辺り、分かりやすくするために具体的に数字を記載したそうです。
私の先生が、チラッとそんな事を言っておりました。
しかも「回数には意味はない!」と(笑)いいのかそれで!
なので、あまり回数にこだわらずに、心地よくやって疲れる前に動きを止めるように心がけながらやってもらるといいかなと思います。
筋トレではないので、”楽しく”、”心地よく”が大事です。
日本人のプラクティショナーは、必ず1冊持っているバイブル的な本です。
(たぶん・・・持ってない人はいないかと(^^;))