書籍紹介 ボディワークその1
<動きが脳を変える──活力と変化を生みだすニューロ・ムーブメント>
アナット・バニエル 著
瀬戸典子・伊藤夏子 訳
もはや、フェルデンクライス界のレジェンド、アナット・バニエル先生著書です。
今は、フェルデンクライス・メソッドの名前を使わずに、
長年の臨床経験や独自の考えを取り入れて、オリジナルのメソッドとして行われているようです。
フェルデンクライス・メソッドのプラクティショナーによくある話です。
多様性があるメソッドだという事ですかね。
良いのか悪いのか。
この本は、先生がライフワークにしている、スペシャルニーズなこども達向けではなく、広く一般の人向けに書いたものです。
メソッドの内容を9つのエッセンスに分けて説明してくれています。
読んでいると根底には、フェルデンクライス・メソッドのエッセンスが色濃くありますが、独自の視点が面白いです。
特に私は、「ゆっくりの力」を説明している部分が好きです。
”スローダウンして人生を楽しむ”
そんなゆとりが、今の人々には本当に必要だなと感じます。
日々の忙しさに体が緊張している人、固まっている人は、ぜひ少し時間を作って読んでみて欲しいなと思います。
読みやすい本なので、おススメです。
そして、もう1つ。
プラクティショナーとして、
「内なる熱狂を呼び覚ます」
という部分、大事だなと感じます。
レッスンを提供していて、そういう部分をもっと大事にしなければいけないなと考えさせられました(^^;)