食後にお風呂に入ってはいけないの?

みぞおちの辺りには、背側大動脈という動脈が通っています。 この動脈は前後に枝分かれしていて、前側は内蔵に行く内蔵動脈、後ろ側は、背中から脇腹の方へ行く体壁動脈といいます。

食後は、この内臓動脈の方へ血液が集中します。そして消化吸収がが行われます。 しかし、食後すぐにお風呂に入ると体壁動脈が開き筋肉の方へ血液が流れてしまうので、消化吸収に使われる血液が減ってしまうのです。 お風呂は食前か、消化吸収が落ち着いてから入りたいですね。

ちなみにこの血液を内蔵動脈に送るか、体壁動脈に送るかという切り替えはよく聞く自律神経系で行われます。自律神経は両方の血管の周りに張り巡らされて流れを切り替えています。両方の血管に均等に流す事も出来ますが、実際の生活ではどちらかに偏っている事がほとんどだそうです。

そして、この切り替えが上手く出来る人ほど体の調和がとれた健康体です。

あまり運動しない人は、顔が青白かったりしますがそれは内蔵動脈へばかり血液がたまっていく人です。 また、胃もたれなどで胃に負担をかけている人は、胃の周りの自律神経を刺激し、それが中枢へ戻り、体壁側へと刺激が送られる。 言い換えると、胃の筋肉疲労が特定の体壁の筋肉の筋肉疲労として出てくるという事になります。 その位置は、だいたい胸椎の7~9番目の辺り(肩甲骨の下のライン)、特に左側らしいです。

背中がコルなと思う人は胃に負担をかけないように食生活にも注意を向けたいですね。

私事ですが、以前参加したワークショップで、胸椎の中心は9番目でここが大事だという事を習いました。また背骨の椎骨は、成長する際に前後の影響を受けるので3つまとめてゆるめていくとよいとも言われ、その部分をゆるめる時に同時にみぞおちの辺りにも手を置いて両手の間で液体が調和する感じが出るまで待つのだと言われました。 今さらながらになるほどなと思った次第です。

いろいろな方に手技を習いましたが、いろんな事がつながるものです。

 

参考:「生命とリズム 」 三木成夫著